「ものづくり」から学んだこと・感じたこと

CONTENTS


NO. 281~290

281.  イノベーションを起こす人とは?

282.  水平出し」の調整も重要

283.   理論と現実には差がある

284.   ハードもソフトも誤差は起きる。

285.   「ダーウィンの海」の難しさ

286.   実験でよく感じる事

287.  波長と周波数の違い

288.  透明体の内部から分かること①

289.  透明体の内部から分かること②

290.  辛い経験が目標に変わる。



281

イノベーションを起こす人とは?

 

2025年2月28日 

組織に潰されずに自由さを手に入れ自己実現の道を歩んでいる人

 

少し間空いたけれど、頑張って記事を書いていこう!!

 

以前も書いたけれど、最近副業も含めた独立し会社を起業する人が増えてきた。

長年わたり大手企業に勤め、経験を積んだ30~40代で起業する人が多くなってきたように思える。

 

彼らに共通していることは、「熱意」だ。

大企業に属していると、出来ないことが増えてきて大きな「壁」にぶつかる。

大企業だから色々研究できると思ったら大間違い。

当然自分のやりたいことと会社の方針とは違ってくる。

その結果、上司とぶつかり不自由さを感じてくる。不満が蓄積してくる。

そうなると、「自分でやってやろう!!」という気持ちが生まれ退職の道へ突き進む。

 

内心は大手企業に勤めていたほうが給与は安定し世間体も良いという心の声もある。

だけどそんなことよりも最終的には「自己実現、自己追及の自由さ」が欲しいのだ。

考えた末、自分の心に従う=退職を選択する。

 

これが一般的に言われている「熱意」に繋がってくるのかもしれない。

 

ここでさらに感じたことは、

イノベーションが大企業で起こりにくいのは、

こうした人たちの心を不自由させているから生まれないのかもしれないと思った。

つまり「大きな組織」の存在自体が内部からのイノベーションを阻んでいるように感じた。

一般的に大企業では新しい文化を取り入れにくく、既存ユーザーを優先しているから対応に遅れ

イノベーションが生まれないという。

確かにそうなんだけれど、

大企業を退職し独立した人たちを見ると、崖から飛び降りる覚悟で退職・起業しているので

 

「やってやる!!」

「好きなことをとことん追求する!!」

 

という声がとても多いことに気が付く。

 

はは~ん。(*'▽')

貴方たちは今までやりたいことが出来なかったのね!!

我慢していたのね!!

と思っちゃうわ。

こうした人たちのエネルギーはとてつもなく大きい。

 

よく優秀な人材から辞めていくと聞くけれど、

優秀な人材というよりは、やりたいことが出来なかった人が活路を探し求め自己実現のため独立を選ぶ。

こういう覚悟だからこそ、新しいものが形となって生まれる。

そして続けられる。

 

ということで、

イノベーションを起こす人は、

組織に潰されずに自由さを手に入れ自己実現の道を歩んでいる人だわ。

当然、途中で会社を辞める運命になっているのかもね!( ´艸`)

 

 



282

「水平出し」の調整も重要

 

2025年3月7日 

重心のずれが、別のところに負荷をかける

 

 そうそう、

「ものづくり」でもう一つ重要なこと。

 

それは、「水平出し」。

モノマナでは、温度調整や振動・・など加工物に影響を与えると書いていたが

もう一つ忘れてはいけないのが「水平出し」。

 

これを怠ると、

正しく加工や測定ができないのだ。

高精度になればなるほど、この「水平出し」の出来が精度に影響を与える。

アライメント調整の重要な一つ。

 

しかも水平出しをする場所は何か所も存在する。

テーブルだったり、加工物の位置や各保持をする治具の場所だったり。

とにかく多くの箇所で水平が求められる。

これが、特にミクロの世界では異常値に繋がってしまう。

 

また加工中や測定中は、上下や左右に装置が頻繁に移動する。

傾いていることで、安定して移動ができないのだ。

水平でないということは、重心がずれていること。

この重心のずれが、別なところに負荷をかける。

結果、異常な動作や正確な位置が変わってくる。

 

今回は、水平出しに悩まされたわ~~。

この調整が上手く出来たことで、装置が安定した。

と~っても大切なことです。

 



283

理論と現実には差がある。

 

2025年3月17日 

実験の積み重ねが理論と現実を近づける

 

最近、気が付いた。

理論派の人は、理論をもとに現実を当てはめようとする。

これ自体は間違いではない。

 

だけど、現実は思ったような理論では進まない。

なぜなら他の要素が影響しているからだ。

これらを無視すると、頭でっかちの机上の空論になる。

だからこそ実験を積み重ね、理論と現実を近づける必要がある。

この「実験の積み重ね」はとても重要な作業。

しかも実験には膨大な時間と多少の費用が伴う。

この作業は重要にも関わらず、時間と費用で簡略される場合もあると思う。

つまり理論と現実の一致には時間がかかる。

 

ものづくりでは、理論と現実の差がよく起こっていると思う。

設計と生産で意見が衝突する要因もその一つでもある。

設計通りに加工品が作れないからだ。

その要因は様々。治具、素材、環境、条件だしなどなど。。

 

理論と現実が一致したならば問題ない。

一致しない場合は、設計者はもっと現場を見てほしいと思う。

設計者は「理論が一致するはず・・・」という思いがとにかく強い。

本来一致するはずが、なぜか一致しない要素が現場では起こっている。

その原因を探りあててほしいな!!←他人任せではなくて。。(>_<)

 

ちょっと重要な内容なので書きました。

 

 

 

 



284

ハードもソフトも誤差がある。

 

2025年3月26日 

正しく判断できるものって無いのかもしれない・・・。

 

 

ものづくりって、

考えれば考えるほど、「何が正しいのか?」という疑問にぶつかる。

特に計測機関係の仕事をしていると、その関係者の多くはこの問いを考えていると思う。

 

今日もそんなことを思った。

装置は、多くの部品を組み合わせているので必ず「誤差」が起こる。 

許容範囲の「寸法公差」というものがあったり、

組み立てによる誤差、作業時の誤差、環境の誤差・・・・などなど

誤差というのはあちこちで発生し、なかなか0(ゼロ)にならないのが現状だ。

むしろ「誤差」が積み重なっている状態だ。

 

ただ誤差は解析ができる。

物理的な限界で誤差が生じているなら必ず傾向があるから。

誤差を分析し傾向が掴めればソフトで補正ということが行われる。

もしこの補正作業がなければ、装置は正常に稼働してくれない。

 

現代は、ソフトで多く誤差を数値修正できる時代。

修正できるからこそソフトに頼ってよいのか?とも思う。

ソフトだけでは「本質」が見えにくくなっている気がする。

ソフトの場合、何かしらの理論のもとプログラミングに反映されているが

その理論に足りない要素があればそれは誤差や誤作動につながる。

ということは、ソフトも万能ではなく何らかの起因で誤差や誤作動は起こる。

ソフトの場合、何かしらの理論のもとプログラミング

 

となると、

装置というハードも誤差が起こり、ソフトも誤差はある。

 

う~ん。。

正しく判断できるものって世の中は存在しないのかもしれない・・・。と思う。

 

今後AIが日常にもっと浸透してくるけれど、

人はAIが間違っていると判断できるのかしら?

AIが正しいと言い切れるのかしら?

 

そんなことを思いました。

 

 



285

「ダーウィンの海」の困難

 

2025年4月4日 

展示品・デモ機を売り切ってしまうと、販路拡大は止まってしまう。

 

新技術の事業化って本当に難しいと思う。

 

「魔の川・死の谷・ダーウィンの海」で象徴されたように、新技術事業化は多くの困難や課題がある。

これらの困難を乗り越えられるには、協力者も含めずっと続けられる環境がもてるかが重要である。

 

「魔の川・死の谷・ダーウィンの海」とは?

(下記は、AIより。)

 

 

  1. 魔の川

    • 基礎研究から応用研究への移行過程での障壁を指します。
    • 基礎的な科学知識を現実の技術や製品に応用することの難しさがここにあります。
    • この段階では、企業や投資家がまだ将来の利益を明確に見通せないため、資金や支援が不足することが多いです。
  2. 死の谷

    • 応用研究や技術開発から製品化・事業化までの過程で生じる課題を指します。
    • 技術が実用化に向けた開発費用や試験費用を必要とする一方で、失敗のリスクも高いため、多くのプロジェクトがここで頓挫します。
  3. ダーウィンの海

    • 製品化に成功しても、市場での競争や顧客の需要を満たすために直面する課題を指します。
    • 生存競争の激しい市場環境では、技術や製品が進化しなければ淘汰されることがあります。

 

 

と、AIに回答してもらって

 

先日、とある社長さんと話をしていて気づいたこと。

これは「ダーウィンの海」だと感じました。

 

基礎研究から応用研究や技術開発に成功し、

さらに製品化したものを市場で定着させるには長い時間がかかる。

この期間が最低でも数年以上と思われる。

 

定着させるには、先ず製品化するにあたって「デモ機」というものが作られます。

デモが出来ないと、紹介ができないもの。

これは、家電量販店の「展示品」のようなもの。

新発売のPCやカメラ、掃除機、冷蔵庫などは自分の目で見て確かめたい。

だから展示品は必要。

実際にお客さんに見て触って機能を確認してもらう。

また大勢に認知してもらうには、「デモ機」「展示品」はとてもとても重要。

 

と、同時に企業側は「デモ機」「展示品」を別の視点で考えている。

価値があるうちに上手く売り切ってしまいたい!!と実は販売側は考えている。

そのタイミングを常に見計らっている・・・。

多くの人が買ったことがあるでしょう!!

「展示品」「アウトレット品」としてね。

 

 

製品の販路拡大は、中小企業の場合はデモ機や展示品が作れるか?が最初の課題になる。

製品にもよるけれど弊社のような光学業界ですとデモ機でもそれなりの金額。

内容や精度にもよるけれど、数十万~数千万円までと、これまた幅広い。

とにかく数百万以上ですと、デモ機は製造出来てもせいぜい1台。これが精一杯。

しかも製品化1号(初号機)のデモ機は、すぐに市場から洗礼を受ける。

「あれはできないのか?この機能はないのか?」

「これでは使い物にならない・・・。」

などなど、製品化してもすぐに要望に応えようと改良がおこなわれる。

販売開始しても簡単には売れないので、改良費がかかってくる。

 

つまり、製品化して販路拡大をするにあたり、

①デモ機・展示品の費用調達

②PR後も改良(研究)がひたすら続くのでその改良費用の調達

③広告・営業費など、人件費もかかる。

 

運が良い会社は代理店が「デモ機」を買ってくれることがある。

そして代理店と一緒に販路拡大を図る。。

 

しかし、ある程度時期が過ぎると、

代理店もこの「デモ機」を売り切ってしまいたくなり、

ついつい販売してしまう。

 

となると・・・

「デモ機」が無くなる・・・。

そうなると、販売は続かなくなる・・・。

さらに資金がなくなると、販路拡大はここで止まる。

 

つまり、

「デモ機」「展示品」は作り続けないと、売れ続けないのだ!!

売れ続けなければ、認知度は上がらない。。

 

お話を聞いた社長さんは、

販売代理店がこの「デモ機」を売り切ってしまって、

研究や販売が続かなくなるパターンが実は多いという。

 

なるほど~~!!

 

こりゃ~「ダーウィンの海」だわ!!

 

 

 



286

実験でよく感じる事

 

2025年4月20日 

マクロで通用していたものは、ミクロでは通用しない

 

あら~~。

気が付いたら、少し時間が空いてしまった。

本当に記事を書く時間が少なくなってきた~。

世の中、本当に人手不足だわ。

 

それでも頑張って、続けていこう!!

 

最近は会社で、とにかく実験していた。

実験でよく感じていたのは、

ミクロとマクロって、本当に求められていることが違う。

マクロで通用していたことが、ミクロでは通用しない。

だから同じ装置で大きなものと小さなものを測ろうとすると

色々な問題にぶつかり、複数の「限界」というものを見ることになる。

だから今までも何度も書いていたけれど、

1台で小さいものから大きなものを兼ね備えて測定することは出来ない!!

 

定規1つだってそう。

建物のような大きなものはメートル単位。

顕微鏡の世界は、ナノメートル。

 

ほらね。

定規だって、ナノメートルから数十メートルまで1本で対応できるものは存在しない。

建物全体を測れる定規と建物に潜む細菌を「同時に測れる定規」は作れない。

 

大きいものはその大きさから重量を支えたり、歪みが起きないようにすることが重要になる。

対して、小さいものは敏感さから、部品の精度を求められる。ちょっとしたズレが影響する。

ピントを合わせるのだって一苦労だし、水平さだって求められる。

 

経営者は、幅広く対応できるものを望む。そしてコストや生産性も気にしている。

だから1台で何でもできるものを選び、そのことをPRしたい。

でも実際は真逆で、大きいもの専用、小さいもの専用の方が生産性は上がる。

ただし初期費用は少し高めになってしまうけれど。

 

 設備投資は、本当に難しいね!!

 

 



287

波長と周波数の違い

 

2025年4月26日 

厚みの影響をうけるのはどちらか?

 

昨日までOPIEという光専門の展示会があった。

そこで物体の波長を検査する会社にあるレンズを検査してもらい、質問をしてみた。

厚みは波長に影響を与えますか?と聞いてみたところ影響はしないという。

 

同日、管理人の知り合いで人工水晶に詳しい方と話をしていたところ

水晶振動子の周波数は厚みの影響を受けるのでとても重要と聞いていた。

 

え?どういうこと??👀

どっちも専門家だ。

波長も周波数も振動が関係しているのではないのか??

片方は「波長は物体の厚みの影響を受けない」といい、

もう一方は「周波数は物体の厚みの影響を受ける」という。

何がちがうのか?

 

 ということで、調べてみた。

 

波長とは波の1周期の長さで、山と山あるいは谷と谷の間隔でメートルで表し、

周波数は1秒間の波の数であり、ヘルツ(Hz)で表す。

 

つまり、波長と周波数の違いは長さと数の違いだ。

波長が短いほど周波数は高くなり、波長が長いほど周波数は低くなる。別の言い方をすると、

エネルギーが大きいほど波の数は多くなり、エネルギーが小さいほど波の数は少なくなる。

 

な~るほど。

やっとわかった。

 

数をカウントする周波数は、厚みが関係するのね。

よく考えると「音」は周波数だ。

その物体の形状や厚みによって、低音から高音に変わる。

 

しかし物体そのものの波長は厚さが違っても変わらない。

そういうことなんだ。

 

一つ勉強になりました!!

 

 



288

透明体の内部から分かること①

 

2025年5月8日 

見る人が見れば、成形過程がわかる。

 

 

先日のOPIEで、教えて頂いたこと。

忘れずにメモしていこう。

 

ある会社では、ガラスやプラスチックのような透明体の中の歪を測定することができる。

例えば、プラスチックのスプーンはこの検査機を通すと、透明体の内部つまり分子構造が歪んでおり

場所によっては偏っていることが分かる。

外観はきちんとスプーンの形をしているので、使用上は全く問題ないと見える。

しかし、外観から見えないその内部は歪んでいる。

 

使用上問題ない内部を見てどうするの?と思う人がいるかもしれないが、

いやいやいや、ここから分かることが沢山あるのだ。

 

プラスチック製品は成形して作られている。

型を作って樹脂を溶かして流し込み冷却して固めている。

この出来上がった製品内部の歪をみることで、

樹脂がどの方向から流し込み冷却されているのかが推測できるのだ。

均等に流し込み、適正な温度で固められた製品は歪が起きにくいので、

壊れにくく製品寿命が長い。また生産性も良い。

 

成形は、型に技術が隠されているだけでなく、

樹脂の流し込み方、冷却の仕方に企業秘密が隠されている。

出来上がった見た目の外観、デザインからはとても分かり難い。

 

なるほど~、内部を見ることで改良点が見つかり

技術がさらに向上するのね~~。

 

歪から樹脂の流れている方向が見えるなんて思わなかったわ~。

 

 



289

透明体の内部から分かること②

 

2025年5月19日 

波長を知ることで、植物の管理ができる。

 

いや~、前回に続き

光学業界って奥が深いわ~~。

 

前回と別の会社で

透明体の内部の波長を検査する会社がある。

 

波長を検査するのだ。

初めてお話した会社なので、まだその技術や用途が分かり難いけれど、

1つ分かったことは、波長を測ることで植物の生育観察に役に立つということ。

 

例えば現在は、室内の水耕栽培でレタスなど野菜が作られている。

室内なので太陽光の代わりに紫外線LEDが使われる。

波長域を調べることで、植物に必要な紫外線の波長域が分かるという。

植物から返ってくる波長で、その植物の生育に適した環境が室内でも作り出せる。

つまり波長を知ることは、植物を管理する上で重要になってくる。

 

なるほどなるほど。

今後は太陽だけでなく、人工で植物を制御する時代になるんだ。

世界的な人口増加、地球温暖化、自然破壊、食糧難など多くの問題が山積している。

波長は、これらの問題を解決するキーワードなのかもしれない。

 

勉強になりました!!

 

 



290

辛い経験が目標に変わる。

 

2025年5月28日 

目標が生まれれば、意識が変わる。

 

今日は、ものづくりとは直接関係ないけれど

最近通っている整体師さんのお話。

 

この4月に賃貸自宅のオーナーが変わり、

ちょっとトラブルに巻き込まれている管理人。

 

整体中にその話をしたら、

 

それは弁護士に相談したほうが良いですよ。

区役所でも無料相談しています。

僕は昔、法学部にいたので少しわかります。

これは弁護士に相談したほうが良い内容です。

と言われ、色々教えてくれた。

 

そこで、管理人の好奇心がムズムズ。

 

「なぜ法学部卒業したのに、整体という真逆のお仕事をされているの?」

と聞いてみた。

 

「僕は、弁護士とかには向かないんですよ。

向かないと分かったから、やめたのです。」

 

 大学時代、弁護士とか目指している人は目標が違う。

目線も意識も違うという。

そういう人は、小さい時に親が事業をつぶれて困ったとか、

弁護士に叩きのめされたからやり返してやるとか、

何かしら辛い経験があって弁護士を目指している。

しかし、僕は何もなかった。

どうやって卒業しようかとか考えていた。

この時点で、全然意識が違う。

親の事業を継いで2代目の気持ちとかがわからない。

特に20代だった僕は全く分からなかった。

だから、そっちの道を選ばなかった。

 

と、言っていた。

 

この整体師さんは、

自分のヘルニアの腰が痛くて、治したくて整体師になったという。

 

辛い経験をしないと分からないことってたくさんある。

辛い経験をしたからこそ、目標が生まれるし意識が違う。

 

大切なことを教えて頂きました。

 

 

 

 



ものづくりで学んだこと