「ものづくり」から学んだこと・感じたこと

CONTENTS


NO. 291~300

291.  思わぬトラブルに巻き込まれた。

292.  ソフトの性能が良くても限界はある

293.  設計者の育成

294. 「 仕事とは?」を問われる時代が来たのかも!?

295. イノベーションで思うこと。



291

思わぬトラブルに巻き込まれた。

 

2025年6月2日 

安心して寝られることは幸せなことと思う。

 

 

最近、自宅のオーナーが変わり、

思わぬトラブルに巻き込まれた。

オーナーが変わってから、何だか嫌な予感がしていた。

 

そして迎えた更新時期1か月前 、3割増しの値上げを要求された。

ちょっとひどすぎるので、立ち退きかと思い

「立ち退きですか?」と聞いたが

「立ち退きではありません」という。

※立ち退きになると、高額な費用を払わなければいけないですから相手は認めません。

 

詳細は省くのですが、

これは弁護士さんのお力が必要と感じ、弁護士探しをした。

弁護士にお世話になったことがないから、弁護士探しも重要。

ネットから探す方法もあるけれど、

自治体の無料相談もあるということを教えてもらった。

ただ弁護士もお医者様と一緒でそれぞれ得意分野があるので、

自分にあった弁護士さんにあたるまで探したほうが良いとアドバイスも頂いた。

 

賃貸の場合、

法律では賃借人の方が強いイメージがあるけれども

実際は、嫌なら出ていけばよいというスタンスなので、貸主のオーナーが強いという。

また弁護士を雇って長期間争っていても賃借人のお金、時間、労力が疲弊するだけという。

 

幸い、何だか運があったので、弁護士さんを紹介してもらった。

相談して着手金を払おうとした寸前、オーナーが条件を譲歩してきた。

このオーナーは物件をいくつも所有しているので、

法律のグレーゾーンを巧妙に活用し、立ち退きを仕掛けてきた印象を受ける。

 

弁護士さんに

「賃料値上げは書面で頂けましたか?」と聞かれ

「いいえ、電話連絡で書面はありませんでした。」と答えた。

「書面がなければ、おそらく立ち退きの可能性は高いかもしれないですね。」

「記録に残さないですから」

 

今、交渉中なのですが、

安心して寝られるというのは、幸せなことだなぁ・・・としみじみ感じました。

 

 

 



292

ソフトの性能が良くても限界はある

 

2025年6月11日 

補正したデータは、正しいのだろうか・・・??

 

 

最近、ソフトの性能が素晴らしく進化してきたと思う。

振動やゴミなどを拾った異常値エラーは、ちゃんとソフトで計算し補正してくれる。

カメラで例えたら、「手振れ補正機能」だと思う。

 

だけど!!

 

加工機や計測機においては、分解能がミクロンやナノといった人間の目には見えない世界なので

いくらソフトで補正できるといっても限界がある。

その場合は、物理的なハードの機構部分の設計が重要になってくる。

振動やゴミはソフトで補正できても、設計から部品等の駆動部分が安定して制御できていなければ

データそのものが不安定になる。間違ったデータ測定でソフト計算すれば、正しい値にはならない。

さらに部品は使用するたびに摩耗するので、長期間使用すればデータは必然とエラー値になっていく。

つまり使う部品の精度も重要になってくる。

 

カメラだって、いくら手振れ補正機能がついていても限界はある。

使い過ぎで、オートシャッターが壊れれば写真は綺麗に撮れない。

 

近年、物理的限界から「ソフトで補正できる」という流れになってきている気がするけれど

時々、補正したデータって本当に正しいのかな?という疑問が少し残る。

 

 

ちょっと視点違うが、

画像修正で、見栄えの良いように加工した画像は果たして本物なのだろうか?

 

この問いも難しいな・・・。

 

 



293

設計者の育成

 

2025年6月18日 

「責任感」「やり遂げる」という心は大切。

 

ものづくりの現場をみていて大切なことって沢山あるけれど、

「設計者の育成」はとても重要と思う。

 

設計(設計者)によって、商品の良し悪しが決まるといっても過言ではないと思う。

どんな製品も試作から入るけれど、試作は課題点がたくさんで商品化にはならない。

それでも試作段階で営業販売することも多々あるが、

課題点を克服できない限り、その商品は長くは売れない。

課題点の原因を追究し克服できるのは、設計者とその協力者しかいないと思う。

 

 

設計者そのものの人数が足りていないことももあるけれど、

設計者の発想や知識・技術は、色んな設計をすることで養われる。

つまり経験値が設計者の自由度を上げると思う。

設計者の自由度は、製品の品質向上だけでなく新たな発想力を生む

だから中小企業が新しい製品を開発することは、多くの設計者の育成にもつながると感じる。

 

それと設計者がころころ変わる環境も良くないと思う。

設計が引き継がれないということもあるけれど、

課題点を克服し製品の完成度を増すには、「責任感」と「やり遂げる」という心が大切な気がする。

転職ばかりの環境は、心の育成はできないかもしれない。

 

そんなことを思いました!

 

 

 



294

「仕事とは?」を問われる時代が来たのかも!?

 

2025年7月5日 

自分の趣味が仕事に出来る人は幸せなのかもしれない。

 

ちょっと時間空いてしまったけれど、頑張って記事を書き続けよう!!

 

介護と仕事と家庭をこなすのってなかなか大変。

どういう時間配分で日常をこなしたら正解なのか、正直わからない。

同じような問題を抱えている人は大勢いるでしょう。

老人ホームに入居させるのも一つの方法だけれど、

出来る限り最後まで自宅で暮らせる方が幸せと感じると、なかなか気が抜けないし手も抜けない。

 

きっと私が高齢の時は、身内が介護をしてくれるのではなく、

介護ロボットが当たり前の時代になるんだろうな・・・と思いながら介護と仕事をしています。

 

さてさて、

管理人は仕事上、画像をよく使用します。

だから有料でロイヤリテイフリー画像を購入することもしばしば。

 

ここで感じることは、

なんとまぁ~~、急激に生成AI画像の販売が増えたこと。

これはクリエイティブの中でAI進出率が高くなったことを意味する。

簡単な検索でも、ひとが撮った画像、もしくは描いた画像を探す方が難しくなってきた。

販売サイトでは、そのぐらい生成AI画像で溢れかえっている。

 

ちょっとびっくりだわ。

心では商用画像は人が制作したものがいいなぁと思いつつ、

必要であればAI画像も使わなくてはいけない。

生成AIは、痒い所に手が届く画像を作ってくれるからね・・・。

 

ただ管理人が求めている画像はマニアックなのでまだまだAIには難しそうだけれど、

少なくとも1年前より猛スピードで進化しているのは感じます。

このままいけば、カメラマンやデザイナーの仕事は数年以内にほとんど消滅する可能性はある。

多くの人が自分の仕事を見つめなおすか、路線変更していかなければいけない時期が来たと感じる。

 

根本の「仕事とは?」を問われる時代がきたのかもしれない。

また自分の趣味が仕事に出来る人は幸せなのかもしれない。

 

そんなことを感じました。

 



295

イノベーションで思うこと。

 

2025年7月15日 

社内競争で勝ち抜かなければ、結果的に継続的に開発ができない。

 

管理人がよく考えていること。

どうしたら、時代の過渡期にイノベーションが起こすことができるのか?

イノベーションは中小企業の方が有利だけれど、

どうして大手企業では有利に思えて、不利なのか?

 

 

その理由は沢山ある。

その中で、最近気が付いたことは

新製品を開発できる能力ある人は、最終的には会社を辞めてしまうことが多いということ。

理由は様々である。

出世、社内政治、移動、引き抜き、賃金、労働環境、家庭の事、などなど。

 

企業の中から新しい製品が生まれると、必ず社内で既存製品との戦いが始まる。

既存製品が売れていればいるほど、その製品を支援する社内勢力は強い。

製品売上≒人事評価にも関わるので、社内での競争がとても難しくなる。

基本的には既存製品の方が有利と思う。

 

新製品の売れる見込みなんてわからないもの。

 

「どのぐらい売れるの?」

 

この問いに、いくら計算したって所詮机上の空論にすぎない。

根拠の元となる資料が正しくなければ、正確な数字ははじき出せない。

数字+説得力+熱意がなければ、上司を説得できない。

上司を説得できなければ新製品開発は止まるし、

既存製品が優勢のままで、社内を取り巻く環境には変化が起こらない。

 

仮に説得出来ても数年で結果を出さなければ、開発費は打ち切りになる。

打ち切りになれば損失として計上するだけでなく、

その関係者は責任を問われて移動や退職に追い込まれる可能性もある。

 

特に大手企業はリスクを負わない。

また新製品開発は長期間かかるのを知っているから、買収したほうがメリットがあると考える。

ゆえに、長期的な開発は避けるので大手企業にとってイノベーションは不利になる。

 

しかし中小企業は、社長の熱意によって継続的に続けられる。

この継続が新製品の認知につながり、新製品を生まれやすくする。

 

結局、短期的視点からは新しいものは生まれにくいだよね~~。

社内競争に負けたり、上司と衝突して退職することが多いもの。

 

こういう人材流失が、新製品開発の機会を奪っている気がするわ~~。

 



ものづくりで学んだこと